三次元半導体研究センター 社会システム実証センター 公益財団法人福岡県産業 科学技術振興財団

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事例

微細TSV-TEGの絶縁特性評価技術

概要

背景・目的

三次元集積回路の微細化の要求に対応すべく、直径10㎛の微細TSVの加工技術を構築し、その技術を用いて作製した微細TSVに適用する絶縁膜の電気的特性を評価を行った。

設計・構造

項目 スペック
TSV直径 10㎛
TSV深さ 55㎛
絶縁膜水準 ・熱酸化膜
・P-CVD膜
 (成膜温度:120℃,150℃,180℃)
絶縁膜厚み 0.5㎛

I-V測定方法と結果


恒温恒湿試験評価

評価結果

成膜温度条件が120℃のCVD膜は恒温恒湿試験後にリーク電流のバラツキが増大する
150℃以上の成膜条件では、熱酸化と同様に試験前後で変化無く、安定した絶縁特性を示す

恒温恒湿試験条件

  • 吸湿条件
    JEDEC LEVEL1
    (85℃/ 85%/ 168hour)
  • 耐熱試験
    240℃リフロー×3回

I-V測定条件

TSV-Si間リーク電流測定
印加電圧: 0V~40V

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