三次元半導体研究センター 社会システム実証センター 公益財団法人福岡県産業 科学技術振興財団

menu

Technology Database
技術データベース

フリップチップ実装の内部応力評価

概要

三次元パッケージに適用される薄いLSIのフリップチップ実装など、PKGの薄型化により、PKG内部応力が信頼性、LSI特性に与える影響が懸念されている。
三次元半導体研究センター及び福岡大学・半導体実装研究所では、様々な材料を用いた評価基板の作製、LSIの実装、TEGチップを用いたPKG内部応力の評価をトータルで行なっている。

TEGを用いた応力評価例

フリップチップ応力評価インタポーザ

(有機コアバージョン)

  1. 基板構成: 1-2-1ビルドアップ基板
  2. 基板サイズ:30mm×30mm×t0.37mm
  3. 層構成
    ・Layer1:ABF表面配線(Chip搭載面、測定端子)
    ・Layer2:コア上面配線(THランド、Viaランド)
    ・Layer3:コア下面配線(THランド、Viaランド)
    ・Layer4:ABF裏面配線(測定端子)
    ・SR1, SR2表裏ソルダーレジストパターン
    ・TH:コア基板スルーホール
    ・Via1 :Layer1レーザーVia
    ・Via2: Layer4レーザーVia
  4. 端子表面処理:無電解Ni/Auめっき
  5. FC接続Padサイズ:Φ170um(SR開ロΦ120um)
  6. 測定端子サイズ:Φ1.5mm(SR開口Φ1.2mm)
  7. 測定端子数:108端子
  8. 搭載Chip:STAC-TEG 3×3 (9.0mm角)

評価構造例

応力測定結果例

インタポーザ構成材料により内部応力に大きな差があることが判る

関連する機器 本要素技術に関連する機器を紹介します